All Set

こんばんは!

 

いよいよ明日、日付的には本日!

 

初台WALLにて活動休止ライブがあるお!

 

みんな、チケットは予約したかな?

 

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The Maestro Vol.5

 

みんな最後に会いに来てほしいお!

 

自分の人生のピークが明日来る気がしてます。

 

皆さん、明日は僕を新世界の神にしてください。

 

新世界の神、ただいま所持金560円しかありません。

 

明日はちゃんと下ろすんで、なんかあったら言っておくれ!

 

 

 

 

と、いうわけで本日はAudinaries EPの最後の曲、All Setの紹介です。

 

実に最終日前夜にふさわしいタイトル!

 

フライングですが、明日はこれやりません!

 

すまん!

 

All Set

 

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Audinaries EP

 

この曲、実は初ライブの時にやっていました。

 

Audinariesとしてライブをする前からスタジオで何度もやっていたんです。

 

なぜこのタイミングでレコーディングをして入れることになったのか?

 

単純に自分らのスキルに見合ってなかったからだと思います。

 

結構シンプルなポップパンクなんですが、合わせると全然うまくいかないんです。

 

そういえば曲作り中もアレンジですごく試行錯誤したのを今思い出しました。

 

歌とギターはできてるのに、バンドでやるとなるとアレンジが全然浮かばなかったので、

 

二人に丸投げして困らせてしまいました、確か。

 

全然準備完了してねーじゃんって感じだったので、去年までほぼお蔵入りになっていました。

 

 

 

 

この曲も今の形になる前は前のバンドを終わらせた直後くらいからあったものだと思います。

 

僕が好きだった時代のポップパンクには鉄板のコード進行というものがありまして、

 

それこそBlink-182なんてほとんどこの進行なもんで

 

同じ進行過ぎて曲が区別付け辛くて覚えらんないってくらいの鉄板っぷりです。

 

人と同じ曲を嫌う私ですが、同じそのポップパンク進行を使って、

 

このやり方にリスペクトを込めて自分なりの真っ新なポップパンク作ったる!ってことで作り始めました。

 

曲として作り終えたのこそ20歳前後の頃ですが、

 

初めて作った曲を引きずり続けていたような感覚もあるくらい、ルーツ過ぎて少し恥ずかしくなるくらい

 

僕の中の若さ漲る曲です。

 

 

 

 

この曲のイメージは、もう爽やか!夏だけど汗とかキラキラするくらい爽やか!

 

行った事もない西海岸に憧れて、海岸沿いをキャディラックで悪そうな仲間と走っていくような、

 

コテコテの、あの頃の西海岸ライクな曲にしたいと思っていました。

 

僕のストレートはよく曲がります。

 

その上こねくり回したくなる性分なので、十代の僕が作りそうな曲にするため

 

曲がろうとするところを直線に、また逸れそうになったら真っ直ぐに、

 

矯正しながら作っていったんで逆にすごく苦労しました。

 

純粋さと、音楽知らなさがあってこそできた曲だからもう二度とこんな曲は作れないことでしょう。

 

 

 

 

この曲で気に入っているところは

 

1番はAメロ2回Bメロ1回で、2番はAメロ1回Bメロ2回にできたところです。地味!

 

あとは変なコード進行を使わずに曲を作れたところ。これが難しかった!

 

苦労したところはBメロからサビに入る前だったり、サビ前ですね。

 

あとは最後の大サビの遅くなったりまた速くなったりするところ。

 

アレンジで試行錯誤を重ね過ぎたせいか、何やってもしっくりこない気がして疑心暗鬼になってしまいました。

 

ある程度の潔さも大切なものだ、とこの曲に教えられたように思います。

 

 

 

 

歌詞のテーマはずばり「準備完了」

 

さらば少年時代よ、といったところです。

 

前も言いましたが、23で出来るかっこいいポップパンクをするにあたって

 

これが僕の少年時代に作りたかったであろう曲、

 

そして少年時代最後の曲、という気持ちで歌詞を考え始めました。

 

僕は前のバンドからAudinariesを始める前に、それはもうお先真っ暗な暗黒時代がありました。

 

その時の気持ちを思い出しながら書いたため、今でも歌詞を読むと少し胸が詰まります。

 

やらなかった後悔は、やった後悔よりもその人の中に残り続ける

 

その言葉は、音楽以外にも様々な体験で身に染みていました。

 

バンドは焦っても一人じゃどうしようもないから、いつかできる時になったらやんべ、と。

 

大学を卒業するまで結局バンドはできなかった、

 

でもバンドとは別の道で、社会人としてまた歩み始めようとしていた時でした。

 

平間と友廣がやっていたバンドが解散し、まんまとバンドができるようになりました。

 

僕のやっていた仕事は職業柄バンドをできない、まあ単純にやる時間がない、

 

ってことでどちらかを掴み、どちらかを離す選択を強いられることとなりました。

 

高校の時から願っていた夢が、理想が、目の前にあって。

 

やらずに後悔したら死に切れない。

 

僕にとってバンドってそういうもんなんですよ。

 

自分でそう決めたんだったらきっと後悔とか失敗なんてないんだと思います。

 

もしあの時仕事を取っていたら…なんて全く思いません。

 

ただ、やはり勇気のいる決断ではありました。

 

おかげで人生は大きく変わったと思います。

 

でも、今バンドができたからこそ、自分が自分になることができたんだと心から思います。

 

今、隕石が衝突して地球が無くなってしまったとして、

 

それはそれでいい人生だったって思える今と自分がいます。

 

だからあの時、その決断ができたことこそが自分が自分になるための準備完了の合図だったと、

 

そんな内容が歌詞になっています。

 

 

 

 

この曲を初ライブから数回やっていたにも拘らず途中やらなくなったのは

 

単純にスキル不足以外にも、自信がなかったんだと思います。

 

歌がすごく難しいです、この曲。

 

アレンジも固められず、プレイしてて三人共モヤッとしてたと思うんですよね。

 

正直かなり分かり易くて受けると思ってたんですよね、この曲。

 

でも全然だった。

 

それからツアーをさせてもらったり、企画を打ったり、大好きだったバンドと対バンしたり、

 

色々なことを経験させてもらい、ライブやり始めより自信と、良い意味で諦めもついてきました。

 

あの頃やりたかった曲ですが、今やっとその曲ができるくらいにスキルが身に付いてきたんです。

 

だから最後にやりたかった、音源に残しておきたかったので、ボツになりかけを今回収録しました。

 

明日はできませんが、その分12.29の39degrees企画の時に思いを込めてやったので後悔はありません。

 

もちろん、気に入ってたから録ってプレイした曲なので、また機会があったらやりたいな!

 

でも、しばらくお別れだ。

 

バイバイ。

 

また俺が一回り大きくなったら会おう!