The Ray

こんばんは!

 

先ほど休止前最後のスタジオを終えました。エモ下。

 

もう自分らの曲だけど一生やらんかもしれない曲やったり、

 

3人だけでリハ、曲作り、スタジオ行くってことすらもうないかもか。

 

3.29のライブでやる曲も、もう当日まで3人で合わせらんないんだなー。

 

もう後悔することすら許されない状況です。

 

今日練習したところ、要所要所で完全に不安の残る私ですが笑、

 

何卒みんなの力を借りていい一日にしたい所存です。(練習しろ)

 

結末は神のみぞ知る。(練習しろ)

 

みんな来てください!

 

このままだと余ったスペースでローション相撲とかできちゃうぜ!

 

 

 

 

 

というわけで珍しくエモい雰囲気から始まった我がブログ。

 

残すところあと3曲。本番まであと3日。

 

一日一曲ペースでの更新。

 

えっ、ムリムリ!全然ムリ!

 

すみません…できる限り頑張ります…。

 

今日はそこそこ問題作、Audinaries EPThe Rayです。

 

 

 

The Ray

 

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Audinaries EP

 

僕の曲の中では確か一番最後にできたものだと思います。

 

4,5年くらい前から海外のインディーズでアフロビート?トロピカルポップ的な音楽が流行り始めました。

 

僕はそれを聴いた時に「…あ、俺これだわ。」と見事にはまってしまいました。

 

というのも僕はリズムが好きなんですが、このリズムは音数が多いんです。

 

ミニマルじゃなくて、型がそんなに決まってないからリズムを聴くだけでとても楽しい気分になります。

 

簡単に言うとやかましい。

 

かましいからメロディーが霞むくらい前に出てくるんです、リズムが。

 

待ってました!

 

僕が求めてて正体がわからなかったリズム、音楽が正にそれでした。

 

2ビートもやかましいから錯覚してたんですね!

 

僕の持論ですが、リズムは体に作用をもたらす物で

 

メロディーは頭に訴えかけるもんなんじゃないかと思っておりまして。

 

僕はリズムやかましくて、メロディーがふわっとしている音楽を最高に気持ちいいとする人間なんです。

 

わかりやすいのでいうとVampire Weekendですか。

 

本当に自分の好きな音楽を教えてもらいました。

 

これからもそこはさらに掘り下げ続けたいと思っていますが、

 

このトロピカル系音楽ブームはとてもいいヒントになりました。

 

最近ではそんな流行がタイムラグもそこまで無く日本にも伝わってきますし、

 

それを早速取り入れ、聴きなじみのあるものと合わせ

 

普通の日本のロックの中にも当たり前のように使われてきています。

 

ドラムンベースのリズムなんかもそうですね、今ではJ-POPでも耳にします。

 

あれも大好きです!

 

Audinariesとは、人の期待に応えることを二の次に

 

その代わり自分らのやりたい事は何でもやるし、何でもありなところが強みなバンドです。

 

求められていないことはわかっていましたが、やりたいことは我慢しません。

 

今回の音源は曲数も多くするから、「何これ?」が一つくらいあっていいんじゃないかと思い、

 

スタジオへ持っていきました。

 

前にIntense Continentがあったためか、?の一つもなく自然に作り上げていくことができました。

 

 

 

 

コード進行はCメロ以外はずっと一緒で、

 

その中でフレーズやボリュームで展開をつけています。

 

その辺りもIntense Continentととても似ています。

 

気に入っているポイントはCメロ転調するところ、そしてまた戻るところです。

 

この曲もまた他の曲とタイプが違うため、コード進行やメロディーはすごく分かり易くしてあります。

 

コード進行もサビのメロもずっと同じにしたんです、わざと。

 

そこからCメロで一回離れて、止まって考える。

 

進行もちょっと普通じゃなくして、弦も全て使い何かを掴みかける前の浮遊感を出すよう心がけました。

 

そして間奏後、同じことを何度も何度も繰り返してトライし続けてきた結果、

 

ここでついに壁が壊れるのを転調で表現しました。

 

でもそれもずっと続くわけではなく、壁はまた閉じて光は消えていきます。

 

そしてまた転調から戻ると。

 

上がるのはやり易いんですが、下がるのは結構難易度高いんです。

 

ここのメロは我乍らスムーズにはまり、気に入っています。

 

 

 

 

歌詞は、この曲は進行やサビなど繰り返しが多いので、

 

何か反復練習だったり、毎日トライし続けなければ衰える物だったり、

 

先が見えないけれど何かに何度も挑み続けていくこと

 

といった繰り返し壁にぶつかっていく、挑戦し続けていくといったことをテーマにしようと決めました。

 

言いたいことを言うメッセージ的な歌詞ではなく、

 

客観的に「高い壁に向かっていく誰か」の様子を書いたものなので、そこそこ時間がかかりましたが、

 

今まで書いた中で一番気楽で、一番楽しかったのを今でもよく覚えています。

 

壁を毎日叩き続ける。

 

その先に何があるとか、どうすれば先が見えるのかといったことは一切わかりません。

 

同じ方法で毎日コツコツと壁に光を当てていきます。

 

それをひたすら続けて、一回通して聴いただけでも飽きるくらいサビで同じ言葉を繰り返します。

 

繰り返して繰り返して、転調の部分でやっと壁が少し壊れ、壁の向こう側から光が差し込んできます。

 

その光こそが、この曲のタイトルです。

 

それは一瞬で消えて、また壁は元に戻ってしまいます。

 

それでもまたその希望のような光を見るために、光があることを知ってしまったこの人は

 

毎日壁に立ち向かっていきます。

 

そんな姿を書きました。

 

抽象的ですが、皆さんもこんな経験あるのではないでしょうか?

 

 

 

 

実は、僕らは今となってはですが、ほとんどパンクは聴いていません。

 

インディーロックやオルタナ、あとはいけてBillboard TOP40系ですかね。

 

そんなんばっか聴いてるんです。

 

だからこういう曲はむしろ二人もウェルカムだったようで、と勝手に思ってるんですけど、

 

後々はそういうバンドになりたいとも思っていました。

 

その辺り正にMUGWUMPSが理想です。さすがです!

 

26になった今でのやりたいことに最も寄った曲です。

 

使う音の数が少ないため、アレンジが至っていない箇所があるかもしれませんが

 

それでもこの曲を、多分自分らの好きな音楽に近いジャンルの曲を三人でできて本当に良かったと思います。

 

パッと聴き分かり易いけど、実は仕掛け満載のOne Life One Timeと真逆の構想です。

 

普段やるジャンルの方は見た目的に取っつきにくいかもしれませんが、

 

サビのリフレインや、曲の構成、転調、その分聴き易くなっていると思います。

 

今だとこの曲好きって言ってもらえるのが一番嬉しい曲かもしれません。

 

出来ることなら僕自身、この先もずっと付き合っていきたい曲です。