One Life One Time

ブログを始め早一週間、早速忘れかけていましたが

 

なんと存在を知らせていないことに昨日気付き、やっと人目に付き始めた曲紹介。

 

いいですね~、実にポンコツです!

 

一週間ばかり空きましたが、昨日からスタートみたいなもんなんで続いてる体でスタートします。

 

 

 

 

いやー、飽きっぽい僕には珍しい!

 

まさかこんなトントンなペースでブログ更新とは!

 

やればできる子なんすかね(26歳/フリーター)

 

ほんと、このペースで就活しろ、せめての方もっとしろって感じです!

 

…。

 

ちょっと辛くなってきたんでこの辺でいいんじゃないでしょうか!

 

こんにちは、チームマツシタの栄光です。(最近ハマった)

 

今日は一番新しい音源、Audinaries EP2曲目、"One Life One Time"の紹介です。

 

あ、One more time, One more chanceだと思っていらっしゃった方はお帰り下さい!

 

 

 

 

One Life One Time

 

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Audinaries EP

 

これは今回の新しい音源を作るということで曲作りをしていた時にできた曲です。

 

違います。

 

実は一昨年の12月からやってたんですが、未完のままライブで数回やっていたので

 

ちゃんとアレンジするまでライブでやんのはやめとこう、となったんです。(当たり前だ)

 

新しい音源を出すと決まった時、これは絶対音源にしたいと思い

 

アレンジを完成させ、Audinaries EPに入れることになりました。

 

 

 

 

この曲にはいくつかギミックがありまして、

 

まずOne Life One Timeの名の通り、メロディーのリフレインがないという事です。

 

イメージ的には四コマ漫画というか映画というか

 

「起・承・転・結(End Roll)」みたいなつもりで作りました。

 

元々Aメロ・Bメロ・サビ・Aメロ・Bメロ…みたいないわゆる普通の曲の構成ではなく、

 

メロやリフなどを全部一回きりでうまく一つの曲に纏め上げる、という曲を作ってみたかったので

 

今回それをポップパンクで出来るだけ分かり易く伝わるように、挑戦してみました。

 

ちゃんと聴いたことないけど、クラシックとかってそういう構成なんじゃなかったっけ?

 

まあそういうことです。

 

 

 

 

僕らの曲は英語なのでただでさえ聴き取りにくいのに、

 

楽器の音もデカくて歌がメインでは聴こえない、加えて滑舌も発音も良くはない。

 

そうなるとJ-POPとかと違って、歌詞というアプローチがないんです。

 

それでもこのポップパンクというジャンルの音楽を通じて曲を伝えたい。

 

後はもう音とかメロディーで曲を表現するしかありません。

 

それを考えた時に、「一回しかないもの…人生かなぁ」と思い付き、

 

テーマと流れが頭の中で固まりました。

 

 

 

 

イントロのリフは、

 

実は昔B級高速メロディックが好きだった時に作ったショートチューンのリフを使いました。

 

気に入ってたけど2ビートを使う曲がないからもうご臨終です…

 

と思ってた時にこのアイデアが近くにあったので、

 

この曲に使うことで新たな命を吹き込むことができました。

 

 

 

 

Aメロは「人生」というテーマに則り、少年時代的なイメージで作りました。

 

少年なんで明るく元気なイメージと、

 

若い頃はそれはもう性急で

 

速けりゃ何でもいい!

3分以上の曲とか無理!

 

みたいな感じだったので、その頃好きだったような雰囲気を出せるようにしました。

 

あと、小さい生物って心拍数速いじゃないですか?

 

その心臓のドクドク感もバスドラの音で想像してもらえたらいいなーなんて後付けで思いました。

 

歌詞もまだ子供の頃でわからなかったこととか、

 

可能性が色々あり過ぎて選べない、わかんないといったようなことですね。

 

その後のブリッジのリフも2ビートに乗せてみたかったリズムだったので結構気に入っています。

 

 

 

 

Bメロは少年から青年になっていく様を、

 

僕は普通の人より少年時代が長かったのでその雰囲気を引きずりつつBメロに入っていますね笑

 

途中で4ビートになる辺りからスケール?調?的な何かが変わり、

 

メロディーにもマイナー感が入ってきてます。

 

この辺で少年時代が終わり、少し大人になり始めている雰囲気が出ててほしいです(願望)

 

Bメロの終わりはまた少し陽が差し始めてブリッジ2へ。

 

歌詞ももう本当にそのままで

 

元気な少年が挫折とか自分の手に負えないことを知り始めて落ち込んでいく様子や、

 

それでも手を掴んでくれる友がいてくれたり、といった内容です。

 

曲とメロと歌詞の明暗度がほぼ完璧に統一されています。

 

その辺は我乍らもう申し分ないです!

 

 

 

 

Cメロは壮年。まだ経験していないので想像です。

 

足取りは今より重くなるんじゃないかと思い、ドラムも更に落としています。

 

そしてここでボーカルがスイッチングするのもポイントで、

 

何となくだけど今より多くの人と、

 

自分のもっと深い部分で誰かと共同作業をする事が増えるんじゃないかと考え、こうなりました。

 

これくらいの歳になるともう格好付けたりとか、こうしなきゃといったことが減っていき

 

自分が自分であるために、といった思考に辿り着くことが予想されているので、

 

歌詞の中身もそうなっています。

 

望んだら、向いてないとか可能性とか考えずに掴みに行けって話、

 

おや、前にも書いたような覚えが…。

 

 

 

 

Dメロは晩年のイメージです。

 

定年で仕事を終えたとして、やりたかったけど我慢してたことができるようになる為

 

ちょっと元気になるんじゃないかと思ってまた速くなってます。

 

暗い人ってのは僕は良くわかりません。

 

この歳まで生きるにはやはり明るい人間じゃないと絶望してしまうと思うので、

 

気付けばまたポップなコード進行に戻っています。

 

でも少年時代の明るさとはちょっと違ってくすみがかった、逆に言えば温かみのある明るい色の雰囲気を

 

単なるメジャースケールじゃない進行で表してるつもりです。

 

歌詞も頭はAメロと同じにしました。

 

これは僕の願いなんですが、

 

色んな場所で色んな人と色んな物を経験して、帰ってきた処は同じような場所で

 

結局自分はこうありたいという思いがそのまま深くなっていた、という人生でありたいなと思ったので

 

そこだけ繰り返しで同じ歌詞にしました。

 

後は老年なんで体力が持たん、歌ってられん!ってことで歌が短めです。

 

 

 

 

最後はエンドロール

 

フランダースの犬でいうネロパトラッシュに召されていくイメージです。

 

いやいや、笑い事じゃなくてすごく分かり易い例えなんで!

 

言いたい事は集約されています。

 

平間が意味を聞いてくれて、その場ではうまく説明できなかったんだけど

 

それでもなんか伝わったっぽくて良かった!

 

今までずっと普通の人間として人生を歩んできて、

 

大学中もまあそんなもんだったかもしれないけれどフリーターになって、

 

自由の自由さに驚き、恐れを感じた事って皆さんはありませんか?

 

日時計に合わせて学校行って、メシ食って、寝て。

 

その時計が無くなった途端、急に何も無くなって何をしたらいいかわからんくなって、混乱して。

 

嫌いだったはずの時計が急に恋しくなったり。

 

今までは何となくそれに従って動いてきたけど、

 

一から考え直して組み合わせていかなきゃいけないんだな、って感じたんです。

 

それでも自分が見たいのは一瞬の光の煌きで、

 

時計の歯車を捨てて、白い紙に少しずつ自分で書き足していこう、という歌詞でした。

 

 

 

 

2ビートの曲は若干期待されてた感もあったんですが、

 

そう思って作ると僕の期待に応えようと意識してる感が絶対に出る、

 

結果スベるというのが通例なので

 

あまり2ビートの曲を作る気なかったんですが、

 

このように構成を分けて元気さを表現する時とか、

 

最後の昇っていく疾走感を出すのにすごく使えるので、スッと入ってくれました。

 

2ビートで展開はある、けど普通じゃない曲としてうまくハマってくれたので良かったです。

 

リズムの展開も2ビートで往って返ってくる、輪廻転生的な感じですね!

 

ナイスギミック!

 

それでも人生は一度きり、ってことでほぼ全てのフレーズが一度しか出てこない曲になりました。

 

今までに無いような曲を作ったつもりではいたのですが、

 

最近の曲はどこを切り取られてもいいように同じものを使わず、全部サビみたいな歌で

 

曲調も一曲中にもコロコロ変わっていく曲が多いので、

 

実はそんなに珍しい作りの曲でもないのかもしれませんね。

 

僕はどちらかというと同じものが曲中のタイミングやちょっとした変化で

 

違うように聴こえたりするといったことに楽しさを感じるので、

 

コロコロ変わっていく曲は敬遠していたので作ったことがなかったんです。

 

実際生み出してみると自分の物なんで可愛く見えるし、

 

これはこれで大変だなぁ、ということがわかりました。

 

けれど改めて、何かを表現するためならすごくいいけど、

 

やたらめったら大した意味もなく展開させりゃ面白いみたいな考え方は好きではないなと感じました。

 

僕は頑固だと、結構色んな人に言われますが自分では

 

「そこまで言わなくても…」くらいに思っています笑

 

それでも自分には「これが好き!」みたいな芯があって、

 

それが流行とはおよそかけ離れた場所にあるっぽいな、と思い知らされました。

 

 

 

 

2ビートで展開も分かり易くある!よっしゃ!やっときたこーゆーの!

 

と思ってくれた方もいるとは思いますが、能々聴くとこのような仕掛け満載の曲でした。

 

テーマ、表現、構成と考えることの多い曲だったので、難産だった分思い入れも強い曲です。

 

あと最後の仕掛けは、歌い方とかリズムをトロピカルな感じにしても曲ができるようになっています。

 

それは今度アコースティックか何かで試せたらいいなーと考えています。

 

2ビートの曲にそういう要素も入れてみるっていう実験も欠かさない、

 

Audinaries EP、売れない曲たくさん入ってます。

 

今からでも遅くない!

 

なんかの拍子に勝手に売れろ!

 

よろしくお願いします!